なぜ株式投資はむずかしいの?

株式投資というと危険・ギャンブルと言ったマイナスのイメージを持つ人も多いと思います。それは皆さんの周りで株で大きな損失を出す人が多いことが第一の原因だと思います。「昔おじいさんが株で借金をして大変だったから、絶対に株なんかに手をだしちゃダメよ」なんていう家訓にまでなったりしてる家も結構あるんじゃないですか?みんなが利益を出していればもっと良いイメージがつくはずですもんね。

でもそれは一昔前の話で、そのころは取引といえば電話が中心で、手数料も高く、板情報さえ見られないと言った状況でした。一般投資家には大変不利な構造が出来上がっており、証券会社の営業マンにいいように扱われ、お客にとにかく売買を勧め手数料さえ稼げれば良いと言う体質でしたから、一般投資家が利益を上げるのはほとんど無理な状況だったと思います。

しかし、最近のインターネットの急速な普及に伴い、証券会社の営業マンを介さずにパソコン画面から独自の判断で売買が可能になりました。規制緩和、ネット証券の出現で手数料も大幅に引き下げられました。売買単位も小さくなり、ブロードバンドも整備され、機関投資家とほぼ同等の情報を同時期に入手することも可能となり、一般投資家にもずいぶん売買しやすい環境が整いました。

しかしながら、これだけ個人投資家に有利な環境が整いながらも、依然として大きな損失を出す人が多くいらっしゃいます。かつての私もそうでした。なぜでしょう?

一番の原因は、株式投資というと楽して儲けるという発想が根底にあるということです。一攫千金が株式投資と思っている人があまりにも多いからです。競馬などと同様に、趣味として負けても楽しめれば良いという人は、それはそれでいいと思うのですが、真剣に継続して利益を出したいと考えている人はそれではいけません。

その考えを変えない限り、株式投資で安定した利益を上げるのは難しいでしょう。それを可能にするのが、スイングトレードやデイトレードです。